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8

August

2017

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乙葉さんに聞く、“わたしの子育て論” 【前編】

優しい笑顔と穏やかな声で、テレビの前の人々を癒してきた乙葉さん。藤井隆さんと結婚後は理想の夫婦として、また、こどもを産んでからは、理想のママとして熱い支持を集めています。そんな乙葉さんが実践している子育てのヒントを少しだけ教えてもらいました。

 


 

どもの表情を見て、気持ちを読み取ってあげること。

 

—— 乙葉さんは、ご両親からどのように育てられましたか?

乙葉 田舎で育ったので、両親にはのびのびと、なんでも責任を持ってやらせてもらったと思っています。父親は礼儀や食事の仕方、マナーについて厳しい人だったので、小さい頃からよく注意をされたのを覚えています。母親は、時には友達のように相談に乗ってもらいましたね。母親って、学校から帰ってきた時のこどもの表情で、色々わかるらしくて。ちょっと悲しい顔をしていると、うまく聞き出してくれて、その日あった辛かったこと、人には言えなくて我慢していたことをうまくすくい上げてくれました。それを見習い、私も親になって、帰ってきた時のこどもの表情は注意して見ています。ちょっと元気がないなと思ったら、おやつの時間やお風呂の時間など、ゆったりできる時間をつくってあげるようにして、それとなく聞くようにしています。

—— 上手に歩み寄ってくれたお母さんの影響なんですね。今でも子育ての悩みを相談することはありますか?

乙葉 私の母に相談することも、主人の母に相談することもあります。同じ女性として、子育ての先輩として小さなことでも話をしていると、「肩の力を抜いていいんだ」とホッとします。それと時々、悩み事を母親に打ち明けると、私が小さい時も同じだったよと言われることがあるんです。そんな時は、こどもの頃の気持ちがなんとなく蘇ってきて。自分も娘と同じように感じていたはずなのに、大人になって忘れてしまっていたことがたくさんあるんだなと気づかせてくれます。母親と話すことで、こどもの立場に戻って考え直すことができるので、感謝しています。

 

こどもの成長と共に、親も成長し続けないといけない。

 

—— 先ほど、お子さまの表情を見るようにしていると話されましたが、他にも子育ての中で心がけていることはありますか?

乙葉 自分が間違った時は謝ることです。親は完璧ではないし、同じ人間なので間違えることもたくさんあります。こどものほうが正しいことだってありますし。そういう時は、意地を張らずに「ごめんね」と伝えます。対等に見てあげたいですからね。もう一つは、ハグをすることです。大きくなってもずっと愛情を伝えたいと思っているので。何かを達成した時とかに、「よく頑張ったね」と言いながら、ハグをしてあげます。いつまでしてくれるのかはわかりませんが、限界まで挑戦していきたいですね(笑)。

—— 少しずつ大人びていきますからね。年齢が高くなることで、子育ての考え方も変化していくものですか?

乙葉 娘は現在、小学校4年生で、いいことと悪いことをきちんと覚えてくるような年齢になりました。でも、まだ言葉だけを知っていて中身を知らなかったり、伝えたいことはあるけれど言葉そのものを知らなかったりと、アンバランスな時期なので、それをわかってあげないといけないな、と思っています。以前読んだ本に、「女の子の子育ては、8歳で考え方を変える」というような言葉があったんです。それまでは、母親が愛情を注いだ分返ってくるような、何をしていても通じ合えている感覚があるけれど、そこから少しずつ大人に近づくと、何を考えているのかを汲み取るのが難しくなると。大人として対等に扱うことが必要になる年齢なんでしょうね。それを読んで、親も考え方を変えて勉強して成長しないといけないな、と考えさせられました。

—— 一人の人間として向き合う年齢なんですね。夢についても語り合うことはありますか?

乙葉 娘はよく将来のことについて話してくれます。毎年なりたいものが変わっているのですが……(笑)、いつでも応援するよと伝えています。お菓子屋さんとか、ジオラマを作る人、絵を描く人など、ものを作ることに興味があるようです。絵を描くことは昔から大好きで、お絵かきセットをカバンの中に入れて持ち歩き、どこでも描いていますね。

 

明るく前向きな人は、強い。

 

—— 夢多き娘さんに対して、乙葉さんはどんな風に育ってほしいと思っていますか?

乙葉 人生って、必ず辛いことがありますよね。その時に自分の力で立ち上がって、前を向いて歩ける人になってほしいです。私自身はネガティブで落ち込むことが多く、それが自分のよくないところだと思って生きてきました。その点、主人はとてもポジティブ。同じように毎日を過ごすなら、前向きに生きていく方が原動力になるということを、私は主人から学びました。どんなことが起きても、「まぁいいや、頑張ろう!」と切り替えて考えられる人は強いですよね。娘には明るくポジティブに人生を突き進んでいってほしいです。

—— 今、娘さんと一緒に過ごしていて一番楽しい時間はどんな時ですか?

乙葉 一緒にサイクリングに行く時です。自転車をこげるようになって、2人で少し遠出をして見知らぬ土地の知らない喫茶店に入ってみる、ということをしています。この道を行ったらどこにいくんだろうと話しながら、喫茶店に入って2人でケーキを食べる、その時間がとても楽しいです。小さな頃にはできなかった体験ですし、こどもの成長を実感できる時間ですね。私も昔からサイクリングが好きだったので、今は娘と一緒に遠くまで行けることが幸せです。

 

乙葉さんに聞く、“わたしの子育て論”【後編】
 

乙葉
タレント。1981年長野県生まれ。2005年にお笑いタレントの藤井隆と結婚、2007年に第一子を出産した。2015年に「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞するなど、おしどり夫婦としても知られる。現在はタレント活動のほか、着物のプロデュースなども手掛けている。

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