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9

October

2018

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髙橋一晃さんに聞く、俺の子育てルール

こどもの世話に手を焼いているお父さんはいませんか? 一方、世の中には子育て上手なパパもいます。その差は何か? とっておきの秘訣があるのでは? 「キッザニアの窓」では、育児に熱心なお父さんたちのマイルールをご紹介。今日から始められるルールが見つかるかもしれません。


 

単なるイクメンではない。スーパーダディだ。

パパが子育てに積極的に参加することを提案するSDA(スーパーダディ協会)代表の髙橋一晃さん。協会は、仕事も育児も家事も楽しんでやりたいという、髙橋さん自身の実体験に基づいて発足されました。ご自身はテレビ局の制作プロデューサーという激務に身を置きながら、小学校3年生のお子さんを育てる一児の父。限られた時間の中、どうやって密度の濃い子育てをしながら家事も仕事もこなしていらっしゃるのでしょう? お子さんだけでなく奥様も、そして、家族全員が楽しめる子育てルールを伺いました。

   

ルール1:大人の世界にこどもを引きこむ

僕は会社の懇親会や休日のバーべキュー大会にもこどもを連れていくことがあります。これは息子が3歳の時から実践していることです。初めはその場を乱したりしないかと不安でしたが、大人だとわがままを聞いてくれるので、こどもも思う存分遊んでいます。こどもにとって、親以外、先生以外の大人と早めに接することで、社会性が身につくと思います。そして、僕も部下たちに職場では見せない顔を見せられることで、職場の人間関係も深まります。息子は大人との接し方がすごくうまいですよ。ただ、中にはこどもが苦手な方もいますよね。でも、その方を察する力がついているような気がします。「この人はそんなに遊んでくれないんだな」という、現場適応能力ですね。学力ではない、生きる力を身につける意味では、早くからいろんな大人に会うことが大切だなと思っています。また、こどもと出掛ける場所もこどもに合わせるのではなく、私自身が楽しめる場所を選ぶことが多いです。美術館などに行った時には、こどもは親とは違うものに興味を示しますし、僕もこどもの視点を学べるのは面白い。親子の会話も弾むので楽しいですよ。

   

ルール2:朝活こそ、男の仕事だ。

基本的に朝食や息子のお弁当などは僕が作っています。なぜなら、早起きが苦手な女性もいますし、女性は朝の準備に男性よりも時間が掛かりますよね。我が家は共働きなので、朝の活動こそお父さんが率先してやるべきだと認識しています。もともと料理は得意な方ではなく、作れてもチャーハン程度。でも、作ってみたら意外と楽しくて、お弁当をSNSに投稿すると褒められるのも嬉しくて、今日まで続けられています。僕が作るスーパーダディ式弁当のポイントは、薄めで多めに作ること。それをタッパーに入れる時に味を足します。濃い味にして作り置きをするのです。そうすれば僕らの夜のお酒のアテにもなるんですよ。一石二鳥なんですよね。他にも、3種類くらいのペーストを常備していると便利ですよ。食材をペーストに混ぜればあっという間に一品完成。とは言いつつも、まだまだアマチュア仕様の作り方なので、こどもから「今日のはイマイチだった」とコメントをもらうことも多いですね。でも、感想を言ってもらえることは嬉しいですし、次はもっと美味しいお弁当を作るぞと励みになります。こどもも妻も喜んでくれて僕も楽しいですし、家庭の円満につながりますね。

   

ルール3:臭いものには蓋をしない。

よく育児書などでは「夫婦喧嘩をしている様子をこどもに見せないほうがいい」と書かれていますが、喧嘩はするのが自然なもの。喧嘩するほど仲が良いではないですが、遠慮をしていると夫婦関係も悪くなるので、喧嘩もこどもに見せてしまいます。いいところばかり見せてもこどもの成長にはつながりませんし、次第にこどもが夫婦喧嘩の仲介に入ったりするんですよね。「パパもママも悪いじゃん!」って。僕らも仲良くしている時もあれば、喧嘩もする。夫婦の日常を包み隠さず見せた方が良いと最近思うようになりました。全て見せてあげることで、生きていればいい時も悪い時もあるということを感じ取ることができる。普段は仲良くしている家族の中でも時には意見の違いでぶつかることもあるのだとわかると、こどもに「生きる力」が備わるようになる気がします。また、お恥ずかしいですが、僕は漢字の書き順をミスすることが多いです。でも、ごまかさずにこどもに「間違えていたら教えてね」と伝えています。この裏のテーマは、こどもにも大人の間違いを指摘させることにより、こどもが「注視力」と「発言力」を同時に身につけられるのではと考えています。親はこどもに対して、つい上から目線になってしまいがち。けれど、こどもからの指摘は時には鋭く、言われると嬉しくなるものですよ。こどもの成長を感じられる嬉しい瞬間なので、「教えてくれてありがとう」とこどもの発言を素直に受け入れてみてください。

 

いかがでしたか? 今回は、NPO法人スーパーダディ協会代表の髙橋一晃さんに忙しいお父さんでも出来る子育てについて伺いました。皆さまも、子育てに対する視点を変えたり、これまでやっていなかったことに挑戦したりすることで、お子さんとの距離を、ぜひ縮めてみてください。

 

髙橋一晃/制作プロデューサー

パパが育児・家事に積極的に参加することを提案するパパ集団「NPO法人スーパーダディ協会(SDA)」代表。TBSテレビの制作プロデューサーとして『サンデージャポン』などを担当する。SDAの活動を通してパパの意識改革を進めている。著書に『スーパーダディ ビジネスマンの勧め』(双葉社刊)。
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http://superdaddyjapan.com/

 

Illustrator:Yuka Okazaki / https://www.instagram.com/y_k_o_k/

 

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