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13

February

2018

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こどもの心は、“手”に聞こう!

自分の子ではあるけれど、時々、「こどもが何を考えているのか、わかってあげられているのかな?」と不安に思うことはありませんか?「無理をしていないかな?」「何に興味があるんだろう?」。こどもの胸の内をもっと深く読み解ければ、より良い親子関係を築けるはず。こどもの本音に耳を傾けるために“手”を読む活動をされていて、昨年12月には、キッザニア東京でも、たくさんの親子の手を読むワークショップを開催してくださった手相学研究家・寺島みさおさんに、こどもの手から何が見えるのかを伺いました。


 

“未来”ではなく、“今”を見る手相。

手相と聞くと、未来を占うものかと思いがちですが、寺島さんは優しく教えてくれました。

「手は、実は日々変化していて、その人の資質や、今の心の状態などを示す情報が詰まっているんです。手を読む技術は、コツをつかめば、生活に活かせる便利なものなんですよ」

寺島さんに、親子で実践するための5つのポイントを教えてもらいました。

 

手の読み方1:4本の指、まっすぐですか?

まずは、手の開き方を見てみましょう。お子さんが自然に手を出した時、4本の指がまっすぐに出ていれば安心です。

実は、手は観察するポイントによって3つの部分に分けられます。親指は、その人の資質が表れる部位。手のひらは、その資質をどう使うべきかの適性を見る部位。そして、人差し指、中指、薬指、小指の4本は、資質や適性を、今どんな風に行動に移しているかが表れる部位なんです。

ところが、4本の指の開き方や方向にばらつきがあるなら、何か無理が生じているかもしれません。同時に、指と手のひらのバランスも重要です。手のひらの大きさに対して指が太かったりしたら、お子さんは普段、頑張りすぎているのかもしれません。(寺島)

 

節のバランスにも注目。

4本の指を見る時には、指の節も見てください。ずんぐりと太くなっている節はありませんか?
3つの節は、上から順に、ハート=精神、ブレイン=思考、ボディ=行動を表していて、それぞれの長さや太さは、同じではないはずです。

例えば、ボディの節よりもハートの節が大きい子は、考えすぎてなかなか行動できない傾向にあったり、ボディの節が大きい子は、とにかく自分の身体を使って大胆に行動してしまう傾向があったりなど、3つの節のバランスから行動パターンを読み取ることができます。(寺島)

 

手の読み方2:手のひらは、生き方の指南書。

手のひらの線を見てください。特に、線の濃さに注目!ここから読み取れるのは、「手の読み方1」でも触れた、自分の資質をうまく使いこなすためのアドバイスです

感情線、知能線、生命線はそれぞれ、心、脳、肉体を表しています。この3本の線がすべて同じ太さであれば、すべてをバランス良く使って生きなさいということ。知能線が薄いのなら、心と肉体を使った仕事が得意。生命線が薄いのなら、肉体を使うより、心と頭を使うことに向いていることを示しているんです。

例えば、介護の仕事で言えば、前者は介護ヘルパー、後者はケアマネージャーに向いていると言えるでしょう。

本来、手のひらが示すアドバイスに従っていれば、人はストレスを感じません。それは、持って産まれた資質をそのまま使うことになるからです。ところが、資質とは異なる振る舞いを求められると、それがストレスになってしまうことがあります。親子でも手の線の状態が違うと、得意なことや使うべき資質も違います。お子さんの手のひらと親御さんご自身の手のひらを比べてみてください。手のひらの線の濃さを見ることで、資質を活かした生活をしているのかどうかを振り返ってみるといいですよ。(寺島)

 

手の読み方3:ぴんと立った小指は、「1人でできるもん」のサイン。

4本の指にも、それぞれ意味があります。特徴的なのは、人差し指と

小指。人差し指が示すのは向上心です。手を広げた時に、人差し指を力強く立てる癖のあるお子さんは、「もっとやりたい」「もっと頑張りたい」という気持ちを持っています。

小指が示すのは自立心。まっすぐに伸びた小指は、「1人でできるもん」という気持ちの表れです。「お母さんの力を借りずに何でも自分でやりたい!」と思っているのか、「まだ甘えたい…」のかを読み取ることができるんですよ。(寺島)

 

手の読み方4:右手と左手を、見比べてみよう。

左右の手は、それぞれ表していることが異なります。右手は外で見せている姿を表していて、お子さんが学校でどんな風に行動しているのかがわかります。左手は、心を許した場所での姿。お子さんにとっては多くの場合、家庭内での姿でしょう。

右手と左手の状態が近ければ近いほど、外での姿と本来の姿に違いがないということなので、ストレスなく生きていることになります。一方、左右の手の状態が違うと、無理をしたり頑張りすぎたりしていている可能性があります。お子さんのご家庭以外での姿を確認して、お子さんの心に向き合ってあげることが大切です。(寺島)

 

手の読み方5:ふっくらは、幸せの証。

私は、小指側の手首の上にあるふくらみを、ワクワクゾーンと呼んでいます。ここは、毎日楽しく過ごしているのかどうかのバロメーターです。不思議なことに、楽しい、面白い、と感じて生きている子は、ここがふっくらとしているんですよ。

だから、疲れたり、心にゆとりがなくなったりすると、逆三角形に削げていくんです。やる気がなくなったり、イライラしたりと、悪い循環に陥ってしまいます。例えば、習い事を始めた時、お子さんがそれを「やりたい」ではなく、「やらなければいけない」と思っていたら、この部分は薄くなっていくことが多いのです。

大人は自分で気分転換をしたり、環境を変えたりできますが、こどもは自分の意思ではそれができないですよね。ワクワクゾーンに力が無くなり、心にゆとりがなくなると、ある時爆発し、問題行動につながってしまうことにも。入学や新学期など、環境に変化がある時に、このワクワクゾーンを注意して見てあげるといいかもしれません。(寺島)

 

“興味の種”を見つけるために。

寺島さんが教えてくれた5つのコツ、いかがでしたか?
子育てにまつわる情報が溢れる今、「これをやらせた方がこどものためになる!」と、インターネットや本から得た情報をもとにして育児をすることもあるかもしれませんが、もしかしたら、こどもは親の期待に応えようと頑張っている可能性も。こどもの資質を存分に生かし、こども自身の興味や関心がどこにあるのかを探るひとつの方法として、こどもの“手”と会話してみてはいかがでしょうか。

 

寺島みさお

手相学研究家・家族療法カウンセラー。宮城県仙台市出身。大学卒業後上京。英語講師、海外営業などのキャリアを経て、占い師に転身。手相占いの基礎を習得後、海外の文献を中心に、西洋・東洋・インド・北欧手相学などを探求、独学で手を読む技術「HASTA®」を確立。手相のみならず、手全体や指など手をあらゆる角度から人の心理を読み、メンタルケアや不登校や発達障がいなどの子育て支援活動に力を入れている。一般社団法人HASTA手相学研究所 代表理事。母と子のこころケアステーション 主宰。

 

Illustrator:Yuka Okazaki / https://www.instagram.com/y_k_o_k/

 

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