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9

January

2018

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「“お兄ちゃん”を頑張ってくれた兄」あの子のサクセス・ストーリー vol.3

キッザニアは、こどもを見守る保護者にとっても、さまざまなエピソードが生まれる場所です。キッザニアに寄せられた体験談や心温まるストーリーの中から、今回は、みみさんからいただいた、娘さんとお兄さんとの間に生まれた素敵なお話を紹介します。


 

末っ子の娘は、0歳からキッザニアへ。

我が家のこども達はキッザニアが大好きです。

末っ子の娘は、お腹の中にいる頃からキッザニアに通っていました。
0歳児の時はずっと抱っこをして回り、1歳の時には〈街時計〉のダンスに夢中に。2歳の時は、キッザニアの「遊ぶ権利」のシンボルキャラクターである犬の「バッチェ」が大好きだったようで、街で出会うと抱きついたり、一緒に写真を撮ったりしていました。まだキッザニアの仕事は体験できない年齢ながらも、キッザニアにいる時間をとても楽しんでいたようです。

 

街時計とは?

キッザニアの街の中心には時計台があり、そこでは毎時0分と30分にバルコニーでパフォーマンスが披露されます。〈街時計〉の仕事は、そのパフォーマーとなり、華やかなユニフォームをまとい、メロディに合わせたダンスで時を知らせます。

 

待ちに待った初仕事!ところが…

3歳になり、今までずっと見ているだけだったキッザニアの仕事を、ついに体験できる年齢になりました。娘はこの日をどんなに心待ちにしていたことか…。喜び勇んで進んで仕事に向かうものだと期待して見ていたら、なんと、まさかの仕事拒否!予約していたキャビンアテンダントの仕事を、直前になってキャンセルしてしまいました。私から離れてひとりで仕事をすることが嫌だったようです。

母の期待を見事に裏切り、私は頭が真っ白になりました。

 

「僕と一緒にお仕事しよう」

ベンチに座って途方にくれていた私達を助けてくれたのは、5歳年上の長男でした。

その日、長男はひとりでキッザニアを回っていて、たまたま通りかかったベンチに私達を見かけて「どうしたの?」と近寄ってきました。普段はケンカばかりしている2人なのですが、事情を話すと、なんと「一緒にお仕事しよう」と言ってくれたのです。兄と一緒ならと、妹は承諾してくれて、私はやっと胸をなで下ろすことができました。

 

念願の、街時計でダンス!

2人でキッザニアを回ることになり、兄は妹に仕事先を提案します。
「今、地下鉄ができそうだよ」など、パビリオンの空き状況などを見て案内しようとしてくれる兄。でも、「ソフトクリームを作りたい」と、妹は自分が興味を持っている体験を伝えます。中でも〈街時計〉をリクエストしてきた時は、兄は恥ずかしさからか、少し抵抗を感じたようですが、その日は一日、妹に付き合ってくれました。

 

家に帰ってから大号泣。

「へぇ、お兄ちゃんにもこんな一面もあるんだな」と感心し、家に帰りました。

この日キッザニアに来られなかった夫に、長男は今日の体験について一つひとつ語ります。妹を連れてキッザニアを回ってあげたことを、最初は誇らしげに話していた兄でしたが、しゃべっているうちに思い出してきたのか、まさかの号泣。
「一人だったら、もっとお仕事できたのに!」「歩くのが遅いし、イヤイヤばっかり」「いつもは6つくらい仕事ができるのに、今日は4つしかできなかった」と(笑)。

キッザニアでは我慢して付き合ってくれていたんだと、私はその時、初めて気がつきました。普段はケンカばかりしている兄妹ですが、いざという時には相手を思いやる優しい子に育ったんだなと実感できた瞬間でした。

このエピソードは、「キッザニアの窓」にお寄せいただいたエピソードをもとに構成した話です。

 

「乗り越えたのは、ビルの壁だけじゃなかった」 あの子のサクセス・ストーリー vol.1

「娘が“お金”を学んだ日」あの子のサクセス・ストーリー vol.2

 

Illustrations by Ami Kanda  /  http://www.amikanda.com

 

この記事で紹介されたアクティビティ

「街時計」
キッザニア東京 / キッザニア甲子園

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